

三河を拠点に住宅関連事業などを展開する株式会社フジケン。創業40周年を機に開発する『これから住宅』について、牧甫代表取締役社長(写真左)とエコロジスト・中部大学教授のジョン・ギャスライトさん(写真右)が語り合いました。


家族のこれからをオーダーメイド。
ジョン・ギャスライトさん(以下J)フジケンさんはずっと三河に拠点を置き、今年40周年を迎えられるそうですね。それを記念して『これから住宅』という家づくりを始められるそうですが、それはどのようなものですか。
牧 甫 代表取締役社長 (以下 牧)私は岡崎で生まれ育ち、この道に入って以来40年、地元の方々との絆を大切に、戸建てやマンションも合わせて三河地域に1万戸以上の住宅を供給してきました。しかし今、日本は少子高齢化の時代を迎え、住環境を考え直す時期に来ています。そこで40年の節目に、全く新しい注文住宅の形として『これから住宅』を始めます。エコロジー、ローコストなどをテーマにお客様にわかりやすい家づくりのシステムを構築していく予定です。
J 本当のオーダーメイドとは、家族のこれからをつくるということですから、『これから住宅』はとてもいい名前ですね。僕が味噌樽のツリーハウスを作ったのは、子どもたちに夢を持ち、人や自然が大好きな人間に育ってほしいという考えを伝えたかったからなんです。やはり自分のポリシーや夢を 形にできるのは、家だと思うんですよね。
牧 『これから住宅』も、お客様のライフスタイルやご予算に合わせて、夢をご一緒に形にしていきます。また、平米(㎡)から立米(㎥)へと小屋裏や床下の空間を最大限活用する提案をしたり、二世帯住宅の新しいレイアウトや狭小地への三階建プランを用意するなど、40年の実績の中から生まれたいろいろな発想を盛り込んでいます。
エコロジーも大切に長く住める家へ。
J 『これから住宅』はエコロジーも重視されていますね。
牧 省エネ基準をクリアし住宅版エコポイントに対応しているほか、日本の風土に合った地域産の木材を使うということで国土交通省の認定もいただきました。もちろん、最新のエコ技術も採用しています。
J 僕は木が大好きなので、日本の木を活かして森を応援していければ、こんなにうれしいことはありません。また、この世の中で一番大切なコンセプトは「Growing(成長し続ける事)」だと思うんです。エコの技術を少しずつ取り入れたり、家が子育てのパートナーとして家族と一緒に成長することも大切だと感じています。
牧 そういう点でも『これから住宅』の可能性は無限大です。ご家族の成長に合わせて、自由に中身を変えられます。そのために外側は堅牢なものにし、次の世代にも残せるような家にしようと長期優良住宅にも対応しています。
J 家づくりでは快適さと同時に安心感も大切だと思いますが、アフターケアへの対応はいかがですか。
牧 安心安全のアフターケアは、フジケンの得意分野です。私どもがこの三河に事業エリアを絞ってきたのも、すぐにお客様のもとへ駆けつけるためなんです。『これから住宅』でも5年後、10年後の無料点検を第三者機関によって実施し、一生のおつき合いをさせていただきます。
これからの日本や地球を良く変えていく。
J 『これから住宅』はオーダーメイドなので、家をつくりたいけれど、具体的なイメージがわかないという人もいるかもしれません。
牧 今回、サンプル体験館というものをご用意します。そこではいろいろなメーカーの設備や空間の活用法などを、サンプルとして見て体験していただけます。ご自分のライフスタイルやイメージを具体化できる場所として、ご利用いただければうれしいですね。
J お話をうかがって、『これから住宅』はこれからの日本を良くする家でもあると感じました。例えば、材料からエコを取り入れたり、三世代でコミュニケーションできる環境をつくったり。僕は、家族が幸せになれば、社会のさまざまな問題も解決できると思っているんです。幸せのベースは家ですから、そのあり方によって日本も地球も変わっていくのではないでしょうか。
牧 おっしゃる通り、バックグラウンドは国も個人も同じですよね。誰にとっても安住の場所は、家なんです。家でどれだけ幸せな時間を過ごせるかが、私も一番大事だと思っています。今後、日本では高齢化が進み、リフォームなどいろいろなニーズが生まれてくるでしょう。ただ、どの時代においても、私どもは地域あっての会社です。地域のお客様にどれだけサービスできるかということを、今後も大切にしていきたいと思います。
対談を終えて。
対談の舞台は会員制リゾートホテル「三河湾リゾートリンクス」。三河湾でとれた新鮮な魚介に舌鼓を打ちながら、ジョンさんと奥様とのなれそめから、三河を愛する社長の郷土自慢まで、話は尽きることなく弾みました。
プロフィール
株式会社フジケン 代表取締役社長 牧 甫
1943年愛知県岡崎市生まれ。1966年3月名城大学理工学部卒業。1972年株式会社フジケン設立。現在、株式会社フジケンを母体とする、8グループ会社と1社会福祉法人の総帥。
エコロジスト・中部大学教授 ジョン・ギャスライトさん
1962年アメリカ・オレゴン州生まれ。1985年に来日。現在、瀬戸市の森に味噌樽の廃材を利用したツリーハウスをつくり、家族4人で暮らす。中部大学教授、ツリークライミング®ジャパン代表。